かくすけのなんでもブログ

女性実況者かくすけのブログです。

わが家のカイコちゃんの羽化記録

こんにちは。かくすけです。
先日のUNDERTALEオーケストラコンサート断念の配信で慰めてくださった皆様、ありがとうございました!
友人からとてもよかったと聞いているので、今度あるときは次こそ自分で行きたいと思います!

私はこちらのサイトでカイコ飼育セットを注文しました。

www.sato-yama.jp

専用の飼料や繭づくり観察用のプラスチックケースも入っていて助かります。

はじめに

今回はわが家で育てているカイコちゃんたちの羽化⇒産卵の記録を残していきます。
成長記録と言っても、幼虫の間はこの記事を残すつもりがなかったので写真が残っていないのですが…
かわいい成虫状態の写真をTwitterやインスタグラムに載せたかったのですが苦手な人が多いと思い、ブログの記事に載せることにしました。

言わずもがな虫画像満載なので注意です!
あと卵画像があるので、集合体が苦手な人も注意した方が良いかも。

繭づくり

まず、Twitterにこんな写真を投稿しました。

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こんな感じの繭を作っていく過程を写真に撮っていたのでお見せします。

繭作り始め(見づらくて申し訳ない)
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5時間30分後

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その6時間後

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こんな感じで1日の間にどんどんの繭ができていきます。
繭を作っている様子は見ていて飽きません。

繭を作り始めてからは速いのですが、どこに繭を作ろうか悩み続ける子は結構います。
この一匹以外はまぶしというものを準備し、そこにみんな入れました。

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格子の中にそれぞれ繭を作ってくれるのが理想なのですが・・・
半数くらいは全然違う場所に繭を作り始めてしまいました!
縦向きに繭を作りたい派がいるみたいで、私の準備したまぶしでは高さが足りなかったようです。
次回はもっと高さのあるまぶしを準備しようと思います。

そして今回は2匹が同じ繭に入る「玉繭」も作られました!

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綺麗にまんまるです! こちらの過程は1枚だけ写真を撮ってました。

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こんな感じで、2匹が協力するかのように繭を作っていました。

雌雄分け

繭のまま置いておいてもいいのですが、私の目的は産卵だったのでさなぎのうちから雄雌を分けます。
しっかりと繭ができて3,4日置いた後に繭の端っこをカッターで切り、さなぎを取り出します。
※繭からシルクをとりたい場合はここで繭を切ってはいけません。さなぎが入っている状態で煮詰める必要があります。

さなぎに傷をつけてしまわないよう注意して繭を切りましょう!
繭を傾けて片側に隙間を作って切っています。
玉繭はさなぎの位置がわかりづらくて怖かったのでさなぎを取り出しませんでした。(この判断は失敗だったけど)
こちらが繭の中のさなぎの写真!

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茶色くてウネウネと動きます。
この子はもうほぼ成虫の形ができているようで、目や触覚が黒いのがわかりますね。

繭を切るのが早すぎた場合、まださなぎになりきれずに白くて固まったような状態だったりもします。
その場合は繭から取り出すのはちょっと待ってあげましょう。待てばちゃんとさなぎになります。
病気などの場合はさなぎになれずに死んじゃう場合もありますが・・・

さなぎの形や大きさで大体の雌雄は分けられます。
こちらのページで詳しい雌雄の判別方法が紹介されています。

http://web.tuat.ac.jp/~kaiko/03/sex.htm

私は最初こんな感じで百均のプラスチック容器に雄雌1匹ずつ入れました。
が、雄雌は一緒に入れない方がいいかも?と思っています。
オスの方が速く羽化するのですが、メスが羽化した直後に交尾が始まってしまうとメスの準備が正しくできないかもしれないなと思って。
といっても私の勝手な想像なのでそんなことないかもしれません。

羽化!

いよいよ羽化です!!
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触覚を毛づくろい中
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かわいいでしょお~~!
白くて小さくてもふもふです。
羽はありますが飛べません。オスはメスが近くにいくと激しく羽ばたいて求愛します。

羽化直後には1,2回ほど蛾尿というオレンジ色の尿を飛ばすので服などにつかないように気を付けましょう。

この子は羽化したて。
尿がお腹にたまっているのが見てわかります。
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触れ合う場合は羽化後しばらく時間をあけて触れ合いましょう。

交尾⇒産卵

雌雄両方が求愛行動をはじめたら一緒の入れ物に入れてあげましょう。
オスは激しく羽ばたき、メスはお尻からフェロモンを出すための器官をぐーっと出します。

雄雌を一緒にするとすぐに交尾を始めると思います。
こちらが交尾中の写真。
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左がオスで右がメスです。卵を産むのでメスの方が大きいですね。

一度交尾を始めると何時間もつながったままです。
二匹には申し訳ないのですが、何時間も交尾を続けていると疲れて産卵する元気がなくなる恐れがあるので、1時間超えたくらいに人の手で二匹を離してあげる必要があります。
二匹の身体を優しくつかみ、ねじりながら外しましょう。

離した後にメスは尿を飛ばすので、受け止めるためのティッシュなどを準備しておいた方が良いです。

メスを別の容器に移し替えて、後は産卵を待つだけです。
交尾直後は求愛行動を続けていたりしますが、心配しなくても大丈夫です。いつの間にか産卵を始めます。

産卵直後の卵はクリーム色をしています。
しかし、有精卵は時間経過とともに黒くなっていきます。
無精卵の場合は何日たってもクリーム色のままです。

こちらが卵の色の変化を残した写真。
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左が産卵直後、真ん中が産卵後1,2日ほどたったもの、右がそれ以上に時間がたったものです。

玉繭ちゃんのその後

「雌雄分け」の項目で↓のように書きました。

玉繭はさなぎの位置がわかりづらくて怖かったのでさなぎを取り出しませんでした。(この判断は失敗だったけど)

そう。今回の場合この判断は失敗でした。
普通、繭の中で羽化した成虫は口からでる液体を使って繭から出てくるのですが、玉繭の子達はいつまでも繭から出てきませんでした。
繭に液体が染み出てきてしばらく出てこなかったらカッターを使って取り出そうと思っていたのですが、全く液体が染み出てくることもなく…
あまりにも時間がかかっていたため、カッターで繭を切ってみると…

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二匹とも羽化していました!!
だけど全然動かない…

死んでしまったのかと落ち込んでいると…
かすかに動き始めたのです!

そして繭の中にはたくさんの卵がありました。
しかも有精卵!!
そのうえまだ卵を産み続けていました。
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ということで玉繭の二匹はオスとメスでした。
玉繭の中、二匹きりで羽化⇒交尾⇒産卵まで…なんだかロマンチックですね!!

なんてことは言ってられない。メスは身体がボロボロで息も絶え絶えでした…
(オスも羽はボロボロでしたが元気に求愛行動をしていました!)

繭の中が狭すぎて羽が伸ばせなかったからか、交尾が長すぎたからなのか…
そんな中しっかり卵を産んでいることに生命力の強さを感じました!
この子達の卵には特に思い入れが入ってしまいますね。無事に産まれてくれますように!!

おわりに

以上、我が家のカイコちゃんたちの羽化記録でした!

産卵後は命の炎が燃え尽きるのを待つのみ…
羽化したら食事もとらず、羽があっても空を飛べないということで"かわいそう"だと感じる方もいらっしゃると思います。
しかしそれは人間の基準での考えなので、私はそこを気にしたことはあまりありません。
可哀そうな生き方と感じるかどうかは当虫次第だと思うので!自分は幸せだと感じているのに、周りの人に「不幸だね」なんて言われたくないですからね!
とはいえ当虫も嫌がっているかもしれません。そこを考え始めると終わりはありませんねw
私はただシルクを作ってくれる蚕達に感謝して生活していきます!!

話が壮大になってしまったので戻しましょう。
蚕を羽化まで育てたのは今回で2回目でしたが、まだまだ学ぶことがたくさんあります。
興味のない方には全然ささらないと思いますが、小さな生き物の成長を見守るのが好きな方は育ててみてはいかがでしょうか?
さなぎを取り出した繭はお守りにしたり、工作に使って飾るのもいいと思います!

無事に産まれてくれますように!!
なんてこと言いましたが蚕を孵化させるのは難しいことです。
特別な薬品に浸したりなんだりするのが基本的な方法です。

しばらく寒いところにおいて、温かいところにおくと生まれるかもしれません。
前回はちょうど冬の初めに産卵させて、常温においておくことで春に生まれました。
今年はもう冬も終わりに近いし厳しいかなあ…
ちょっとした期待を胸に、見守ります。
もし生まれたらご報告しますね!!

思ったよりも長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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